あなたが誰かを殺した
2023年の年末に読んだ本は、
東野圭吾 著 講談社発行
「あなたが誰かを殺した」です。
ガリレオシリーズや白夜行などミステリーの王道作家 東野圭吾さん
今回は加賀恭一郎シリーズの最新作を読んでみました。
舞台は8月の別荘地。様々な家族が夏を過ごすためにやってくる。
総合病院を経営する夫妻と我が儘な一人娘、その婚約者。
大企業の会長とやり手の妻とその部下家族。
経営者の妻と公認会計士の夫のパワーカップルと中学生の娘。
別荘地に移り住んだ未亡人、その姪夫婦。
そして、いまは空き家になっている別荘。
彼らには、毎年恒例の行事があった。それは、優雅なバーベキュー・パーティー。
いつも通りに開催されたその催しが、思いがけない悲劇の幕開けとなる。
事件に巻き込まれた家族たちは、真相を自分たちの手で解き明かそうとする。
そこに現れたのは、長期休暇中の刑事・加賀恭一郎。
物語の見どころ
事件にあった参加者全員で警察も交え検証会を行います。
そこに知人の紹介で付き添いとして参加した加賀恭一郎。
参加者の証言で徐々に明らかになっていく事件の詳細と
参加者たちの人間模様
全員に送られてきた怪文書「あなたが誰かを殺した」
作中に出てくる一文
「加賀恭一郎に嘘は通用しない」
と言われるように
論理的思考を持って
事件の矛盾と違和感を突いてくる
そして徐々に明らかになってくる事件の全貌
ミステリーお約束の意外な犯人と
隠された人間関係
犯人が分かってからも
二転三転するどんでん返し
長編小説ですがあっという間に読み終えてしまいました。
お家時間が増える年末
映画を1本観る感覚でサクッと読めちゃいお勧めです。
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