可燃物
2024年
年明け一発目に読んだ本は、
米澤 穂信(よねざわ ほのぶ)著
「可燃物」
米澤 穂信さんは、以前から気になっていた作家さんで
ずっと読んでみたいと思っていました。
今回本格ミステリ✖️警察という王道の舞台のストーリーで
読みやすそうだったので初挑戦してみました。
この本
一見分厚く
長編小説かと思いきや
短編のお話が5話書かれており
その中の1話が「可燃物」というお話になっています。
主人公は県警捜査第一課 葛警部
起きた事件の違和感や矛盾を感じ取り
葛警部の班全員で徹底して捜査
捜査内容を基に事件の全容を解明していきます。
奇をてらったトリックや
奇抜な話の内容ではなく
日常に起こり得るかもしれないような
事件を状況証拠を基に葛警部が推理していく
そういったお話になっています。
グロい描写やどんよりとした気持ちになるような話はなく
多くの人がストレスなく読み進められる内容だと思います。
また短編集なので空き時間に読み終われそうで
忙しい中のちょっとした息抜きでもちょうどいいと思いました。
葛警部の鮮やかな推理が光る5編
以下の5編が納められています
・崖の下
・ねむけ
・命の恩
・可燃物
・本物か
その中から本の表題作
(可燃物)
太田市の住宅街で連続放火事件が発生した。
県警葛班が捜査に当てられるが、容疑者を絞り込めないうちに、
犯行がぴたりと止まってしまう。
犯行の動機は何か?なぜ放火は止まったのか?
犯人の姿が像を結ばず捜査は行き詰まるかに見えたが・・・
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