君たちはどう生きるか
今回読み終えた本は
吉野源三郎 原作 「君たちはどう生きるか」
数年前漫画版が出て話題になり
今年宮崎駿監督のジブリで映画化
ずっと気にはなっていましたが紀伊國屋で本を見つけ
読むことができました☺️
ストーリー
主人公のコペル君が
日々の中友人や家族、学校内の上級生達との事を体験し思い考えた事を
叔父さんに相談し、
叔父さんがコペル君に対して
立派な人間になってもらいたいと
メモを通して諭していく
そういった内容でした。
人として何が大切なのか
立派な人になっていくヒントが書かれています
印象に残った箇所
本作で
とても心をうたれた章
「勇ましき友」
ここでは、比較的貧しい同級生が
イジメやからかいにあいます
それに対してコペル君の友人曲がったことが嫌いな北見君が
異を唱えからかっていた子と
取っ組み合いの喧嘩になってしまいます。
ここでは
正しい事を行う尊さ
卑劣な事に立ち向かう勇敢さ
悪きものにも情けをかける優しさ
そんな出来事が詰まっています
そして
この本のクライマックスであろうと思う章
「石段の思い出」
ここでは
友人達との固い約束を果たせなかった
コペル君が
悔恨の思いに苛まれ
自分を卑下し
友に会えないと悩み苦しみます
それでも生きていく中でそんな事は何度も訪れ
それを乗り越えていく大切さ
そして友人達も分かってくれている
過ぎたことを思い悩むより
今現在、そして未来に向けて生きていく力強さを感じられました。
何故
コロナ禍で
本作が注目を集めたのか
閉塞した社会のままではいけない
今をどう過ごしたらいいのか
そう考えた人々が
答えを求めて手に取った結果だったのではないかと思いました。
これからも良書に出会いたい
そう思った一冊でした☺️
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