起業を考えたら必ず読む本
秋の夜長、今回読んだ本は
明日香出版社 井上達也 著「起業を考えたら必ず読む本」
読んだきっかけは
色々な条件が揃い、面白そう
このまま会社員でも出来をうと漠然と通販やってみたい
という思いから、最近オンラインショップや、起業関連の本を読み漁っておりました。
本書は著者の実体験をもとに起業のノウハウ、心構えが
実際経験しているからこそ
言えること、感じたことを
これから起業を考えている人から、漠然と思っている人にまでに
伝いたいことが余すことなく載せられています。
はじめに
はじめの見出しは、こういうものでした。
書店の起業コーナー
起業の仕方の本が43冊ある中
実際に起業した人の本は4冊でした。
なぜか
それは、みんな倒産しちゃっているから
会社を設立して10年後に残っている会社は1割
20年でその1割と言われています。
第一章 起業を思い立った時にすること
1、起業は、持っているお金でスタートする
2、今までの仕事の延長線上で考える
3、やりたいことがお金になるとは限らない
4、普通に売っているものを売る
5、カレー屋とラーメン屋、どちらが儲かる?
6、ビジネスのネタは誰かが出した広告で
7、商売は片手が必要
8、最初はストックの商売よりフローの商売
9、世界中の人に売らない
10、値段のあるものを売る
11、季節のあるビジネスはやらない
12、ニーズを自分で作らない
13、マッチングビジネスが一番難しい
14、自分で全部やれるビジネスかどうか
15、10円支払う人と支払わない人の差は大きい
16、ビジネスモデルを考える
第二章 会社を辞める前にしておくこと
1、クッレジットカードは起業したら作れない
2、知らない幸せ、知る不幸
3、現在の顧客にそっと知らせておく
4、前職の肩書はまったく役に立たない
5、地銀と信金に個人口座を作っておく
6、スタートダッシュを早くするために
7、もらえそうな補助金、助成金、融資を先に調べる
第三章 会社の設立、本に書いていないこと
1、会社を経営するには当初いくら必要なのか
2、ハンコはチタンで作る
3、資本金に注意
4、定款に記載すること
5、レンタルオフィスに入るなら、登記に気をつける
6、ネットで依頼すること、しないこと
第四章 会社を作ってはじめにやること
1、サラリーマン感覚からの脱出
2、資金繰り問題の先手を打つ
3、青色申告の承認申請書は必ず出す
4、決算や税務申告は税理士に頼む
5、背伸びをしない
6、3種類の名刺を作る
7、東京であることの恩恵
8、必ず契約書を作る
9、売上を一定の会社に委ねない
10、在庫はミニマム
11、売掛金はとにかく早く回収する
12、利益が出ているのにお金が足りない現象を知る
13、最初からベストを目指さない
14、国より民間
15、事業計画書を作りたい人へ
16、ビジネスは陣取りゲーム
第五章 起業後の会社経営とは
1、起業家がやることはひとつだけ
2、メーカーなら起業家が大企業に勝つこともできる
3、属人化は悪くない
4、販売店ならば戦いを避ける
5、本質をマネする
6、お客様を選ぶパートナー選びの失敗
7、信用調査には回答する
8、人が少ないほど、いい経営
9、起業家はアルバイトを雇う
10、デザインに凝る、凝らない
11、値下げより値上げ
12、お客様は必ずお金を払うとは限らない
13、仕入れは2掛け
14、イメージしてみる
15、営業は顧客密着営業
16、仕入れ先は、複数にする
17、経営者とはどういうものかを知る
第六章 起業家の失敗例を知る
1、お客様は欲しいからと言って買うとは限らない
2、乗っ取りコンサルタントという存在
3、経営者の会に惑わされない
4、とんずらされたら危険
5、ミニ詐欺師
6、相手はどんな社長か見抜く
7、ベンチャーキャピタルとの契約
8、一番の失敗は自分との戦いに負けること
第七章 熟年起業について考える
1、終わりを決めておく
2、今までの人脈を活かした新しいネットワークを築く
3、経営がうまくいっていない人とビジネスをしない
4、友達や同僚と起業しない
5、起業したら笑顔で愛想良く
6、趣味は商売にならない
7、フランチャイズへの参加
8、人間関係が熟年の強み
第八章 起業して成功するためのヒント
1、売れるまでには時間がかかる
2、出し惜しみしない
3、エンドを決める起業
4、作らず創る
5、借り物経営
6、ネット世界での勝者
7、会社が伸びるには3人必要
8、結局何のために起業するのか
終わりに
以上
本書の概要でした
起業していい思いだけではない
むしろ、365日24時間
絶えず仕事、会社のことを考える日々
ご自身の経験から営業をかける大切さ
そして、うまくいっている人によってくる
様々な誘惑、困難、災害(人災)
そういったことを引き寄せず遠ざけ、回避する
そんな心構えと術を教えてくれる一冊でした。
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