傲慢と善良
今回読んだ本は
朝日出版 発行
辻村 深月 著
「傲慢と善良」です。
たまたま行ったジュンク堂で見つけて
即買ってみました。
辻村 深月
辻村 深月(つじむら みづき)さんの作品
初めて読みました。
1980年2月29日山梨県生まれ。
千葉大学教育学部卒業。
2004年に「冷たい校舎の時は止まる」で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。
11年「ツナグ」で第32回吉川英治文学新人賞、12年「鍵のない夢を見る」で第147回直木賞、18年「かがみの孤城」で第15回本屋大賞受賞。
著書に「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」「島は僕らと」「青空と逃げる」「琥珀の夏」「闇祓」「嘘つきジェンガ」「この夏の星を見る」など多数。
あらすじ
婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。
その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。
彼女はなぜ姿を消したのか。
浮かび上がる現代社会の生きづらさの根源
読み終わって
初め
ミステリー小説と思って読み始めました。
坂庭真実の家にストーカーが来ている!!!
そんな始まり
ストーカーから守るために一緒に暮らし出す
しかし真実は、いなくなった。
ストーカーの仕業と考え
真実を探す為警察に掛け合ったり
実家、地元、友人以前のお見合い相手に会いに行ったりとなんとか
発見の糸口を探そうとするが全く手掛かりが掴めない
そのあたりから普通のミステリーとは、様子が違うと思い出し
解説に書いてあるような恋愛ミステリーという言葉に納得していきました。
年齢を考え婚活したことや
しっくりこない相手と会ったことなど
過去の自分と重なるところが多々あり
その時の自分の気持ちを的確に表現してくれていました。
作品名にも入っている「誠実」
誠実だから上手くいかない時もある
そんな生きづらさも心の底から
感じ取れる内容でした。
傲慢と善良 (朝日文庫) [ 辻村深月 ]
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