中山七里「彷徨う者たち」レビュー

彷徨う者たち

今回読んだ本は、

NHK出版 発行

中山七里 著

「彷徨う者たち」

最後のどんでん返しに毎回驚き楽しませてくれる

僕の大好きな作家さんです。

「彷徨う者たち」は宮城県警シリーズの完結編

あらすじ

災害公営住宅への移転に伴い解体作業が進む仮設住宅の一室で見つかった他殺体。

発見現場は出入り口すべて施錠された完全密室、被害者は町役場勤務の、仮設住民の担当者。

苫條誠一郎刑事と蓮田将悟刑事は仮設住民と被害者のトラブルの可能性を想定し、捜査にあたる。

そこで遭遇したのは、蓮田にとって忘れがたい決別した過去に関わる人物だった…

読んでみて

舞台は宮城県

震災後

復興途中の南三陸町

実際に起こった地震から7年後の舞台

震災によって

失ったものを抱えながら生きていく

そんな登場人物

のやるせない気持ちと

絶望からも立ちあがろうとする姿を描きつつ

復興から取り残された弱者に焦点を当てられた

社会派ミステリー

最後のどんでん返しの動機は

理解出来ない人もいるだろうけど

誰かを守りたい

そんな思いを持った者達から

一つの事件が難事件に発展していった

そんな感想を持ちました。☺️

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