方舟
今回読んだ本は
講談社 出版 夕木 春央(ゆうき はるお)著「方舟」です
こちらの作品は
僕が本を選ぶ参考にしている
このミステリーがすごいの
2023年版の国内編の4位にランクインされていました
その他にも
「週刊文春ミステリーベスト10」 1位
「MRC大賞2022」1位
「2023年本屋大賞」7位
など
いくつもの賞やランクインも 読んでみたいと思った理由でした。
夕木 春央(ゆうき はるお)
今回初めて読んだ著者
夕木 春央・・・2019年「絞首商会の後継人」で第60回メフィスト賞を受賞。
同年、改題した『絞首商會』でデビュー。
近著に『サーカスからきた執達史』がある。
あらすじ
友人と従兄弟と山奥の地下建築を訪れた柊一は、
偶然出会った家族と地下建築「方舟」で夜を過ごすことになった。
翌日の明け方、地震が発生し、
扉が岩でふさがれ、水が流入しはじめた。
いずれ「方舟」は水没する。
そんな矢先に殺人が起こった。
だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。
タイムリミットまでおよそ1週間。
生贄には、その犯人がなるべきだ。犯人以外の全員がそう思った。
読み終えて
地下建築を探して山奥に向かった一行
道に迷い、ようやく目的地に着いたが
当日帰るのは困難で地下建築内で一泊する羽目に
しかし翌日地震とともに出口が塞がれ
地震の影響で浸水してくる
地上に出るには誰かが一人残って巻き上げ機を回して出口を確保しなくてはならない
1週間後には浸水した水が「方舟」(地下建築)内を一杯にする
そんな状況下で第一の殺人が行われた。
その昔ある新興宗教の団体が使っていた
「方舟」内にある各部屋
使われていた時から置き去りにされた食料や拷問道具、酸素ボンベや各種道具
発電機や、防水のものを持っていたり
いつまでも使えるスマートフォンがあるのに場所は、圏外
読み進めていくとつっこみどころがたくさんある様な設定
そもそも早く誰か外に出て救助を呼べば良いのではと思ったけど
そこは小説の中の世界
気にしないよう頭の中で文章内の世界を想像し読み進めていきました。
そして事件もクライマックス
状況証拠から柊一の従兄弟、翔一郎が立てた推理により犯人が確定
それで終わるかと思っていました。
しかし話はそこから急展開
本の帯に書かれた
極限状態での謎解きを楽しんだ読者に、驚きの〈真相〉が襲いかかる。
という意味がわかってくる。
ぜひ最後の一文まで読んで欲しい
最後の一文は、
五人の絶望の絶叫が遠く聞こえた。
方舟 [ 夕木 春央 ]
価格:1,760円(税込、送料無料) (2024/2/2時点)
推しの殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) [ 遠藤 かたる ]
価格:789円(税込、送料無料) (2024/3/7時点)
ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人(6) (角川文庫) [ 中山 七里 ]
価格:814円(税込、送料無料) (2024/3/7時点)
コメント