新感覚ホラー背筋「近畿地方のある場所について」レビュー

近畿地方のある場所について

今回はホラー作品を読んでみました😛

背筋 著

KADOKAWA 発行

『近畿地方のある場所について』

「変な家」などで最近流行っている

取材をもとにしたという程で話が進んでいく

フィクションかノンフィクションかわからない作品

それのホラー版

『近畿地方のある場所』

作品内では⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎という表現で表されています。

その地域で起こった怪現象(霊現象、UMAや人怖)をつなぎ合わせ

最後はまさかの展開で薄気味悪い後味の悪い結末を迎えます

あらすじ

オカルト雑誌に掲載する特集のために、

ライターの著者と編集者で友人でもある小沢くんの手によって収集された

近畿地方の「ある場所」に関連した文章。

そして著者たちは「ある場所」に潜む怪異の存在に気づき

調べを進める中で小沢くんが消息を絶ってしまいました。

そして2ヶ月後近畿地方のある場所で笑ったままの死体で発見されました。

読み終わって

近畿地方のある場所について

読者から寄せられた投稿や

インタビューテープの繋ぎ合わせて

まとめられた本作

近畿地方のある場所で起こった奇怪な現象は、

様々でしたが、共通するところもあり

謎のシール、謎の女、子供たちが巻き込まれる、スピリチュアルな団体

記憶や意識がない、笑っている

といった通常では考えられないような薄気味悪い話が

綴られていて

霊現象の怖さとはまた違った感覚を覚えます。

結末もスッキリせず後味が悪い感じですが

創作か実際に起こった話なのか曖昧な印象を感じさせてくれ

今までの幽霊が出て怖いといったホラーに少し飽きたという方には、お勧めです。

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